論理展開には演繹法と帰納法がある

論理展開には、演繹法(えんえきほう)と、帰納法(きのうほう)の2つの方法があります。
どのような方法でしょうか。
ここでは、簡単に演繹法と帰納法を説明します。

帰納法とは?

帰納法とは、様々な事例をあげて、そこから結論をいう論理展開の方法です。フランシスコ・ベーコンによって提唱されましたが・・・何のことなのか、よくわからないと思うので、もっとわかりやすく説明します。
帰納法とは、簡単にいうと、「子供の駄々」です。

<子供の駄々>
「A君もゲーム持っているし、B君もクリスマスのプレゼントでゲームを買ってもらったし、Cちゃんも昔からゲーム持っているんだよ。だからゲーム買って!」

子供だけにロジックは破綻していますが、論理展開が帰納法の形になっています。
詳しくみてみましょう。

・A君もゲーム持っている:事例1
・B君もクリスマスのプレゼントでゲームを買ってもらった:事例2
・Cちゃんも昔からゲーム持っている:事例3
→だから、ゲーム買って!:結論

この文章では、様々な事例から(事例1から事例3)、結論(だからゲーム買って)が導き出されていますよね。

このように、帰納法とは、様々な事例をあげてそこから結論をいう論理展開の方法です。帰納法とは、どういう方法なのか忘れた場合は、「子供の駄々」と覚えておくといいでしょう。
なお、帰納法を使いこなす方法は下記のページにあります。

帰納法は、事例をあげて共通点を見つける

スポンサード リンク


演繹法とは?

演繹法とは、一般的・普遍的な前提から、結論を得る論理展開の方法です。数学者であるデカルトによって提唱されましたが……何のことなのか、サッパリ、理解できないと思います。
そこで、演繹法について、わかりやすく説明したいところですが、実は、演繹法は、あれこれ説明するよりも、実際に例題を解く方が理解しやすいと思います。
そこで、演繹法を知りたい場合は、いきなり以下のページから読んでくださいね。

演繹法は、結論→理由→「枠」にはめる

スポンサード リンク


帰納法と演繹法のどちらが優れているのか?

帰納法と演繹法のどちらが優れているのでしょうか。
結論から書くと、この2つの方法、どちらが優れているというものではありません。
両方とも、メリット・デメリットがありますので、場面によって両方をうまく使い分けることが重要です。
ただ、帰納法は相手に論破されやすいので、両方使える局面ならば、演繹法の方がオススメです。

あなたの文章能力を向上させる方法のトップページ