消費者が思わず商品を買ってしまう文章の書き方
このページでは、消費者が思わず商品を買ってしまう文章の書き方を、わかりやすく解説しています。「近視眼性」を生かした方法です。
「でも、近視眼性って何?」と思う人もいるでしょうから、まずは近視眼性から説明します。
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近視眼性とは?
以下のいずれを選びますか。
※)あまり深く考えず、パッと選んでみてください。
買い物をするのに、
A、毎月5千円の支払い(支払回数30回)
B、今すぐ、10万円の支払い
Aではないでしょうか。
しかし、実は以下で、Bの方が得します。
A、1年後に、15万円の支払い
B、今すぐ、10万円の支払い
なぜ、Aを選ぶのかというと、人は目先のことしか考えていないためです。
たとえ、将来、損しようとも、今、目の前の(お金を支払うことに対する)苦痛を和らげようとするのです。
このように、人は目先のことを優先してしまうことを、行動経済学で「近視眼性」といいます。
ちなみに、人は、近く(今)のことは見えても、先(将来)のことは、ぼんやりとしか見えないってことですから、まさしく「近視眼」という言葉がピッタリですね。
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近視眼性を生かして、文章を書こう!
たとえば、以下のようなダイエット用のサプリメントを販売しようと思っていたとします。
どのようなものでも色々な側面があるので、様々な説明ができてしまいます。
そこで、ここでは読み手に「買いたい」と思わせるには、どういう文章にすれば考えてみましょう。特に、「近視眼性」を利用した文章を考えてみてください。
・年額12万円
・脂肪を燃焼させる効能が期待できるカプサイシンを含有
・サプリメント
近視眼性を利用した文章を書くコツは1つだけです。
「細かく区切ること」「今を意識させること」です。
「年」から「月」へ。
「月」から「日」へ。
場合によれば、「日」から「時間」へ。
「年額12万円」とのことですから、「日」になおせば、「333円」になります。
というわけで、以下になります。
1日、約300円でダイエットできます。
「脂肪を燃焼させる効能が期待できるカプサイシンを含有」は、近視眼性では使いにくいので、利用しません。
「サプリメント」は、以下のようにできるのではないでしょうか。
1日、3粒を飲むだけでダイエットできます。
実際、このような広告の文言を見たことがあると思います。
効果があるからこそ、使われているのですね。