論理的文章にならない理由

まずは、下記の例文を読んでください。

(例文)私は結婚できない。だから、男性の「条件」としてしか見ることができないし、どれだけ性格が悪くてもステータスのある男性に惹かれてしまう。そういう男性たちは、条件しか見ない女性とは結婚しない。

どこか違和感がある文章ですよね。
何が変だと思いますか。考えてみてください。

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原因と結果を取り違えている

例文には「だから」があります。
「だから〜」は、結果に使いますよね。

・原因:私は結婚できない。
・結果:だから、男性の「条件」としてしか見ることができないし、どれだけ性格が悪くてもステータスのある男性に惹かれてしまう。そういう男性たちは、条件しか見ない女性とは結婚しない。

ここで、冷静に上記の文章を読んでみてください。
原因と結果、逆ではないですか。

すなわち、例文が非論理的な文章である原因は、「原因と結果を取り違えていること」にあります。

(改善例)私は結婚できない。というのも、男性の「条件」としてしか見ることができないし、どれだけ性格が悪くてもステータスのある男性に惹かれてしまうためだ。そういう男性たちは、条件しか見ない女性とは結婚しない。

論理的文章を書くには、どちらが「原因」で、どちらが「結果」なのかを間違えないようにしましょう。

・・・「こんなの、当たり前」と思うかもしれませんが、意外によく見かけます。実際、「何かこのブログの記事、変だな・・・」と思って、よくよく読んでみると、原因と結果が逆だったこともありましたしね。

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