誤魔化す「技」

誤魔化す技を知っていれば、人生得します。

・モノを買うときに騙されません。
・逆に特筆する特徴がないモノを売るとき、売りつけることができます。

というわけで、今回は誤魔化す「技」のほんの一部を紹介します。

スポンサード リンク


時系列の誤魔化し

以下の人がいれば、なんか、スゴイ人かなと思いますよね。

・本を出版!
・テレビ番組に出演!
・有名雑誌から取材!

しかし、真実は以下。

・2000年に、本を出版!
・2006年に、テレビ番組に出演!
・2012年に、有名雑誌から取材!

6年に一回、メディア露出があるだけです。
これだと、ガッカリですよね。
このように時系列を抜くことで、都合のいいように誤魔化すことができます。
※)「6年に1度」という数値だけを見れば、それほど前に感じないかもしれませんが、6年前のことを思い出してください。ものすごく前のことではないでしょうか。

スポンサード リンク


都合のいいものの抽出

これは、よく使われます。
たとえば、飛行機の安全性。
飛行機事故が発生する確率は低いので、「飛行機は安全」という意見があります。
でも、現実は以下のような場面に遭遇します。
※)要は「価格」を加味しているわけです。

・格安の海外の航空会社(払い下げの飛行機を利用)
・海外の信用の置ける会社が運営する電車

これでも、本当に飛行機の方が安全なんですかね。

「飛行機は安全」と言いたい人は、飛行機が安全という統計データだけをもって、飛行機が安全と主張してきます。もっというなら、物事にはいくつも側面がありますが、飛行機が安全だという主張に都合のいいデータだけをひっぱってきて、「飛行機は安全」と主張してきます。
このように、自分に都合がいいデータだけを持って来る誤魔化しもあります。

※)ちなみに、わたしは飛行機の安全性について、全く知らないので、実際に飛行機は安全なのかもしれません。あくまで例として話に出しただけですので、ご了承ください。

他にも、以下。

・テレビ番組に出演!(2012年)
・雑誌から取材!(2012年)

実際は以下。

・100世帯しか閲覧していないテレビ番組に出演!(2012年)
・かなりマイナーな雑誌から取材!(2012年)

都合の悪いものは隠して誤魔化しているわけです。

「〜倍」「〜%」「〜割増」で、誤魔化す方法

以下だとスゴイですよね。

たった1ヶ月で、アクセス数が100倍にしました!

でも、真実は以下。
これだと大したことないですよね。

たった1ヶ月で、1日1アクセス数を、1日100アクセス数にしました!

「〜倍」を使えばスゴイように見えます。
このように「〜倍」「〜%」「〜割増」という表現も、誤魔化すのによく使われています。
コレ、あらゆるところで使われています。
ちなみに、生データを見れば、すぐに誤魔化しだとわかるので、誤魔化している場合は、決して生データを公開しません。

すり替えで、誤魔化し

以下だと、なんか凄そうですよね。

あなたの収入が10倍になります。
たかが「10倍」。
そう思ったかもしれません。
しかし、年収600万円を10倍すると、年収6千万円になります。

でも、真実は以下。
これだと大したことがないですよね。

「100円」の収入を「1000円」にした実績がある

すなわち、この誤魔化しは2文目以降。

たかが「10倍」。
そう思ったかもしれません。
しかし、年収600万円を10倍すると、年収6千万円になります。

「10倍」という数字は真実です。
でも、2文目以降で、その10倍を誇張解釈させているわけですね。

「最小・最大」「平均値」のごまかし

これだとスゴイですよね。

月1千万円稼ぎました!

「月1千万円ということは、年収は1億円以上か。10年続けば10億円……」

そう思ってしまいます。
でも、以下が真実だと、どうでしょうか。

・2011年1月:マグレで1千万円稼ぐ
・2011年2月以降:0円

まあ、マグレとはいえ、月1千万円稼ぐのもスゴイですけどね。
このように、最大値だけを抽出して誤魔化す方法もあります。
ちなみに、上記の場合、以下のようにすれば正確になります。

(例1)年1億円稼ぎました!
→12ヶ月分の平均値でもあるので、まだ信用ができます。
(例2)月1千万円達成!
→最大値ということが伝わります。


比較対象の誤魔化し

比較対象の誤魔化しも、よく見かけます。
たとえば、以下。

ボリューム2倍!(当社比)

「当社比」って、やりたい放題ですよね。
ボリュームを少なくしてから、ボリュームを2倍すればいいのですから。
これ、他のものでも、よく見かけます。

大雑把にすることで、ごまかし

以下の言葉、よく見かけますよね。

洗浄力がアップ!

理系ならば「洗浄力って、何?」と思うことでしょう。
確かにわかりやすくなりますが、その分、誤魔化しの余地が出てきます。

※)私はこの手の専門家ではありませんので、洗浄力には各社共通した基準があるのかもしれません。あくまで例として出しただけですので、ご了承ください。

他にも誤魔化しの手法はある!

こういう風に、誤魔化す手法は色々あります。
誤魔化す方法は、商売人なら、商品を売るとき、消費者なら、商品を買うときに役立つので、知っておいて損はないと思います。

あなたの文章能力を向上させる方法のトップページ