ネットでも、読み手との「共通点」を書けば、親近感を持ってもらえる
スゴイ親切にしてくれる旧知の仲の人に1200円で、ある商品を買って欲しいと頼まれたら、どうですか。たとえ、本当は1000円で売っていると知っていても、つい買ってしまうのではないでしょうか。
モノを売る上で「好意」「親近感」……は、まさしく最強です。
ネットの向こうにいるのは「人間」です。だから、ホームページやメルマガを読んでいる人に好意や親近感を抱いてもらうのが大切です。
そのためには、読者との「共通点」を見つけることも有効です。親近感を感じてくれて、商品を買ってくれやすくなりますから。でも、具体的にどうやって、ネットでつながっているだけの見知らぬ人と共通点を見つければいいのでしょうか。
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販売する商品のターゲットとしている人の「共通点」を書けばいい
会話だと、質問していけば、共通点を見つけられますよね。
※)もちろん、質問の仕方も重要です。
ネットだと、どんな人が読んでいるかわからないので、一見、共通点を見つけることはできなさそうに思えますが……。
いやいや、
そんなことはないですよ。
ネットの前にいる人、どんな人なのか、簡単に想像できるんじゃないですか。
むしろ、会話よりも、ネットの方が共通点を見つけるのは簡単ですよね。
だって、すでにマーケティングでいうセグメントの選定などうぃでしょうか。そういうものをやっているわけですので。
どういうことか?
たとえば化粧品ですが、大抵「独身女性」「30代」のように、すでにターゲットを絞り込んだ上で、商品開発していますよね。
……もう、「共通点」がわかりましたね。
「独身女性」「30代」をターゲットにした化粧品を売るページの場合。
「わたしも、もう30代。既婚者に比べると、まだ独身の私の方が女力は勝っているんだけど、目じりの皺が気になってきたのよねー」
化粧品を販売するページに、このような文を書いていれば、読んでいる人のうち、見込み客は勝手に「わたしも30代で独身!」と共通点を見つけてくれるのではないでしょうか。
※)ついでにいうと、30代後半になれば「目じりの皺」も気になる人も多いでしょうから、「目じりの皺」も共通点になりえます。さらにいうと、30代の独身女性が感じそうなことを書いていれば、共感もしてもらえます。
つまり、ネットビジネスで共通点を書くならば、販売する商品のターゲットとしている人の「共通点」を書けばいいんですね。
たった、それだけで、読み手は、勝手に親近感を感じてくれるようになります。
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ネットビジネスでも「カテゴリー」を考える
ホームページやブログを見ていると、プロフィール欄に出身地を書いている人、多いですよね。
なぜ、出身地を書くのかといえば、たいてい、「他の人が書いているから」だと思いますが、私は、同じ出身地だと「共通点」が出来て、親近感を持ってもらえるために書いています。
仮に違う出身地でも、マイナスにはならないですし。
それに効果は薄くても、書いて損なことでもないですし。
さて、出身地で共通点を作るときに限らず、ネットで共通点を見つけさせるときですが、会話のときと同じく「カテゴリー」が大切だと思っています。どういうことか?
参考:会話で「共通点」を見つけるのは当たり前。でも具体的な方法は?
出身地って、以下のように、カテゴリがあります。
「日本→大阪府→大阪府大阪市→大阪府大阪市住之江区……」
でも、「大阪府出身」くらいの大きなカテゴリーだと、同じ大阪府出身でも、「そうなんだ」くらいにしか思わないですよね。
親近感をもっと強く感じさせるには、「大阪府大阪市住之江区出身」のように小カテゴリーにしてやる必要があります。
実際、同じ住之江区の出身だと「え?どこ?」と気になってしまい、かなり強い親近感をもつのではないでしょうか。
※)ちなみに、冷静に考えると、現在、住之江区の人口は約13万人です。(当時13万人いたかどうかわかりませんが)同じ住之江区出身といえども、単純に13万人の1人同士だったわけです。そんなの共通点でも何でもないのですが、なぜか共通点を強く感じてしまいますよね。
ただ、「大阪府」の人口は900万人。
「大阪市住之江区」の人口は13万人。
親近感を感じる数が違います。
つまり、小カテゴリーになればなるほど、親近感の強さは増していきますが、やはりそれだけ親近感を感じる人数も減ってしまうんですね。
だから、さじ加減が重要なんです。
考えも共通点になりえるがお勧めできない
「共通点」を作り出す方法として「属性」を紹介してきましたが、会話でもネットビジネスでも、実は「考え」を表に出すことも、共通点に有効です。
ただ、「考え」は、このサイトでさえ、扱うネタに困るくらい、デリケートな問題になりえます。
たとえば「反原発」「原発推進」とかでしょうか。
「反原発」と書けば、その考えに共通点を見出して、親近感を感じてくれるかもしれませんが、デリケートな話題っていうのはわかると思います。
プロフィールに「考え」を書けば、それに共通点や共感を覚えて強く賛同する人がいれば、その賛同の力が大きければ大きいほど、反発も大きいです。