フレーミング効果を意識して売れる文章にする

「フレーミング効果」というものがあります。
かなり大雑把にいえば、「同じ事実」でも、「フレーム(=枠組みという意味ですが、表現と思えばわかりやすいかなと)」を変えると、読み手(聞き手)の「印象」を変えることができるというものです。
どういうことなのか。たとえば、以下。

(事実)「100人のうち、5人が死亡、95人が生存する手術」
(フレーム1)死亡率5パーセントの手術
(フレーム2)生存率95パーセントの手術

フレーム1も2も、同じ事実を示しています。
でも、フレーム2の方が良さそうです。
このように「同じ事実」でも、「表現」を変えるだけで、人に与える印象が変わります。
他には以下。

(事実)コップ半分に水が入っている
(フレーム1)「たった、半分しか水が残っていないのか…」と表現
→読み手(聞き手)は否定的な捉え方をする
(フレーム2)「あと半分も水が残っているんだ!」と表現
→肯定的な意味合いになる
→読み手(聞き手)は肯定的な捉え方をする

このフレーミング効果ですが、商売でもよく使われています。

(事実)ヒアルロン酸が1パーセント含有
(フレーム)「な、なんと!ヒアルロン酸が1パーセントも含有されています」と表現
→肯定的な意味合いになる
→読み手(聞き手)は肯定的な捉え方をする
※)そもそも消費者には「ヒアルロン酸」がどの程度含有されていれば、どのくらいお得なのかわかりません。でも「な、なんと、1パーセントも」といえば、「なんか、沢山含まれていて、お得かも」と思ってしまいますよね。誘導しているわけですね。

(参考)「比較」を悪用して組み合わせれば、もっと肯定的な意味合いにとらせることができます。

「ヒアルロン酸の含有量が、な、なんと10倍!(当社比) この製品にはヒアルロン酸が1パーセントも含有されています!」と表現
→理系だと「当社比って……。やりたい放題じゃん(笑)」と気づくでしょうが、普通は、数値の見せ方まで気にしないですからね。「へぇー、ヒアルロン酸がすげー沢山含有しているんだ。お得なんだ」となってしまいます。

このフレーミング効果、商売では良く使われているので、「そんなの知っているよ」って思う人も多いことでしょう。
もし知らなければ、売れる文章を書く上で役立つので、しっかり覚えておきましょう。

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